老後のお金の準備といえば、「新NISA」と並んでよく名前が挙がるのが「iDeCo(イデコ/個人型確定拠出年金)」です。節税効果が高い、優れた制度としてよく紹介されています。
でも、正直に告白します。わが家は、iDeCoを使っていません。「え、あんなにお得なのに、なんで?」と思われるかもしれません。もちろん、iDeCoが素晴らしい制度であることは分かっています。そのうえで、わが家は「まずはNISA」と判断しました。この記事では、その理由と、わが家なりの老後資金の考え方を、正直にお話しします。iDeCoを使うか迷っている方の、判断材料になればうれしいです。
そもそも、iDeCoって何?
まず簡単に。iDeCoは、自分で積み立てて運用し、老後に受け取る私的年金の制度です。掛け金が全額所得控除になるなど、税金の面で大きなメリットがあるのが特徴です。
節税しながら老後資金を準備できる、とても優れた仕組み。この点に、疑いの余地はありません。だからこそ、多くの専門家がすすめているわけです。
わが家がiDeCoを使わない理由
では、なぜわが家は使わないのか。理由は3つあります。
① 会社に企業型DCがある
まず、私の会社には「企業型DC(企業型確定拠出年金)」がすでに導入されています。会社を通じた年金の仕組みがある分、そこはお任せしつつ、自分で上乗せするなら、まずは別の方法から、と考えました。
② まだ生活に余裕がない
そして、わが家はまだそこまで家計に余裕があるわけではありません。あれもこれもと手を広げるより、まずは新NISAに集中する。これが今のわが家の身の丈に合った選択です。
③ 60歳まで引き出せないのがネック
そして、これがいちばん大きい理由。iDeCoは、原則60歳まで資金を引き出せません。ここが、わが家にとっては大きなデメリットに感じられました。
もちろん、「どうしても貯められない人」にとっては、強制的にロックされることがメリットになる場合もあります。でも、わが家の場合は、子どもの教育費など、途中でまとまったお金が必要になる可能性を考えると、自由に引き出せないのは不安です。
わが家の結論「まずはNISAで十分」
これらを踏まえて、わが家がたどり着いた結論は「まずはつみたてNISAで十分」ということです。
つみたてNISAなら、毎月一定額を投資するだけで、ほったらかしでも資産運用ができます。利益は非課税ですし、どうしてもお金が必要なときには売却して引き出せる。iDeCoのような資金ロックの心配がありません。
正直なところ、「NISAの非課税枠をしっかり使い切れる人なら、それだけで老後の備えとしても十分なのでは?」とも思っています。もちろん、iDeCoの節税メリットが人によって大きいのも事実なので、あくまで「わが家の場合は」という話ですが。
老後のお金、わが家はこう考える
最後に、老後全体の考え方も少しだけ。
わが家は、今の生活レベルをベースに、「公的年金+会社の確定拠出年金+NISAの売却益」で暮らしていけるか、ときどき試算しています。目安にしているのは、「100歳の時点で資産がゼロになってもOK」くらいの計算。
というのも、死ぬときに大金を握りしめていても、仕方がないと思うからです(笑)。お金は、使ってこそ価値があるもの。過度にため込むことを目的にするのではなく、人生を通じてちょうど使い切るくらいの感覚で、無理なく備えていければいいな、と考えています。
まとめ:制度は「自分に合うか」で選ぶ
iDeCoも新NISAも、どちらも優れた制度です。大切なのは、「世間がお得と言うから」ではなく、「自分の家庭に合っているか」で選ぶこと。
わが家は、引き出しの自由さを重視して、まずはNISAを選びました。あなたのご家庭では、どちらが合うでしょうか。この記事が、そんなことを考えるきっかけになればうれしいです。
※iDeCo・NISAの制度内容や、どちらが有利かは、収入・職業・家族構成などによって大きく変わります。本記事はわが家の考え方の一例であり、特定の制度をすすめる・すすめないものではありません。投資にはリスクがあり、判断はご自身の責任でお願いします。


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