「スマホ買って」
お子さんに、そう言われたことはありませんか。
わが家も何度か言われました。そのたびに考えます。いつかは持たせる。でも、それは今なのか、と。
まわりの子が持ち始めると、正直あせります。「うちだけ買っていないのかな」「かわいそうかな」——そんな気持ちも、たしかにあります。
でも、わが家はまだ持たせていません。買えないからではなく、まだそのときじゃないと判断しているからです。
この記事では、わが家がどう考えて、どう答えているかを書きます。正解を示すつもりはありません。迷っている方の、考えるきっかけになればと思います。
わが家は「何歳から」を決めていません
先に結論を言うと、わが家には「小学◯年生から」という決まりがありません。
年齢で線を引くのが悪いわけではありません。ただ、年齢は「必要かどうか」とは関係ないと思っているんです。
同じ10歳でも、毎日ひとりで習い事に通う子と、いつも親と一緒に行動している子では、必要度がまったく違います。
だからわが家の基準は、ひとつだけです。
必要になったら、買い与える。
それだけです。
まず聞くのは「どうして欲しいの?」
「スマホ買って」と言われたとき、わたしが最初にすることは、却下でも承諾でもありません。
「どうして欲しいの?」と聞くことです。
これは、うまくかわすための質問ではありません。本人に、理由を言葉にしてもらうための質問です。
「みんな持ってるから」——最初はだいたい、こう返ってきます。でもそこから、もう少し掘っていきます。
- 誰が持っているの?
- その子は、何に使ってるの?
- あなたは、何に使いたいの?
話しているうちに、本人の中でも整理されていきます。「あれ、そんなに要らないかも」となることもあれば、「これに困ってるから欲しい」とはっきりすることもある。
どちらでもいいんです。 大事なのは、欲しい理由を自分で説明できることだと思っています。
「みんな持ってる」は、理由じゃない
わが家がはっきり決めているのは、まわりが持っているという理由だけでは与えないということです。
ただし、「よそはよそ、うちはうち」で終わらせません。それだと、子どもは納得できないからです。
代わりにやっているのが、なぜその子は持っているのかを、一緒に考えることです。
- その子は、ひとりで遠くの習い事に通っているのかもしれない
- 共働きで、家に一人でいる時間が長いのかもしれない
- 上のきょうだいのお下がりなのかもしれない
その家庭には、その家庭の理由がある。 それを一緒に想像したうえで、こう伝えます。
「じゃあ、あなたは今それに当てはまる?」
たいてい、当てはまりません。だから今は買わない。理由がある「ノー」なので、子どもも一応は納得します(もちろん、不満そうな顔はしますけどね)。
それでも、まわりに合わせてあげたい気持ちはあります
ここは正直に書いておきたいところです。
わたしは「スマホなんて必要ない」とは思っていません。
今のご時世、スマホは友達とのコミュニケーションツールとして、もう欠かせないものだと思います。友達の輪がそこにあるなら、持っていないことで入れない話があるのも事実でしょう。
もちろん、そこだけの付き合いではないとも思っています。スマホがなくても続く関係のほうが、きっと本物です。
でも——それを子どもに押しつけて、さみしい思いをさせたいわけでもない。
だから、周囲の状況に合わせてあげたいという気持ちは、ちゃんと持っています。「絶対に持たせない」ではなく、「まだ、そのときじゃない」。この違いは、自分の中で大事にしています。
わが家が「そのとき」だと思う瞬間
では、いつ買うのか。だいたい、この2つのどちらかだと思っています。
① 親の目が届かないところに、友達と行くようになったとき
これは安全の話です。どこにいるか分からない時間が生まれたら、連絡手段は要ります。ここは、お金の話ではありません。
② 友達との連絡に、本当に必要になったとき
「みんな持ってる」ではなく、「これがないと、約束ができない」という状態になったとき。そのときは、迷わず買うつもりです。
どちらも、年齢ではなく生活の変化です。だから、何年生から、とは決められないんです。
ちなみに、いくらかかるのか調べました
「必要になったら買う」と言うからには、いくらかかるのかは知っておきたいので、調べました。
いま、子ども向けの割引はかなり手厚くなっています。たとえば楽天モバイルには12歳まで使える割引があり、家族割と合わせると、3GBまで月528円で持てます。
正直、思っていたより安いというのが感想です。
ただ、注意点もありました。18歳未満の契約にはフィルタリングサービスが必須で、子ども名義で契約しないと割引が効かないそうです。「親名義で契約してしまって割引が使えなかった」という失敗も多いようなので、そのときが来たら気をつけたいと思っています。
月528円。いざとなれば、家計の問題ではないということが分かっただけでも、調べた価値がありました。
あとは、必要かどうかだけ。 そう思えるようになったのは、収穫です。
まとめ:焦らなくていい、でも身構えなくてもいい
- わが家は「何歳から」を決めていません
- 聞くのはいつも「どうして欲しいの?」
- 「みんな持ってる」は理由にしない。でも「よそはよそ」で終わらせない
- その子の家庭の理由を一緒に考えて、「あなたは今どう?」と聞く
- 買うのは、親の目が届かなくなったときか、本当に必要になったとき
まわりが持ち始めると、あせります。わたしもあせります。
でも、買わない理由を説明できるなら、あせらなくていいと思うんです。逆に、必要になったなら、そのときは堂々と買えばいい。月528円で持てる時代ですから。
大事なのは、うちの子にとって今必要か。それだけです。
わが家のスマホ代は、夫婦で月3,168円です。格安SIMを夫婦で別々にした話は、こちらの記事にまとめています。



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