家のネット代、毎月いくら払っていますか。
- 光回線は「あるのが当たり前」だと思っている
- 引っ越したときに、なんとなく契約したまま
- スマホが無制限なら、家のネットいらないのでは?と一度は思った
そんな方に向けて、わが家で実際に測ったデータを全部出します。
先に結論を言うと、わが家は光回線を続けます。でも、それは「テザリングがダメだったから」ではありません。測ってみたら、思っていたより全然使えたからこそ、正直に書ける記事になりました。
削るのはムダだけ。思い出は削らない。——ネット代がムダかどうかは、測ってから決めようという話です。
まず、あなたはいくら浮くのか
いきなり答えを出します。この式に、ご自分の光回線の月額を入れてください。
毎月浮く金額 = いまの光回線の月額 − 3,058円
3,058円の内訳はこうです。
- 家に置きっぱなしにする無制限回線を1本足す … +3,168円
- 2回線になることで家族割が効き、もとの回線が下がる … −110円
表にすると、こうなります。
| いまの光回線 | 月に浮く | 年間 |
|---|---|---|
| 4,000円 | 942円 | 11,304円 |
| 4,730円(わが家) | 1,672円 | 20,064円 |
| 5,000円 | 1,942円 | 23,304円 |
| 5,500円 | 2,442円 | 29,304円 |
| 6,000円 | 2,942円 | 35,304円 |
| 7,000円 | 3,942円 | 47,304円 |
※楽天モバイルをまだ1回線も持っていない方は、光の月額 − 3,278円 になります。
光に6,000円払っている家庭なら、年間3万5,000円。これは、無視できない金額です。
なぜ「家に置きっぱなしの回線」が必要なのか
ここ、多くの記事が飛ばしている部分です。
「自分のスマホでテザリングすればいい」——たしかに、それなら追加費用は0円です。でも、よく考えてください。
そのスマホ、家から持ち出せますか?
わたしは出社する日があります。その日、家のWi-Fiは丸ごと消えます。妻は自宅で仕事をしているのに、です。
だから現実的には、家に置きっぱなしにする回線が別に1本必要になります。ネットでよく見る「光をやめたら3,000円以上浮く」という計算は、たいていこの1本が入っていません。
わが家の場合:浮くのは1,672円でした
わが家の内訳を出します。
| いま | 光をやめたら | |
|---|---|---|
| @スマート光 | 4,730円 | 0円 |
| わたし(楽天・〜20GB) | 2,178円 | 2,068円 |
| 家用(楽天・無制限) | — | 3,168円 |
| 妻(HISモバイル・7GB) | 990円 | 990円 |
| 合計 | 7,898円 | 6,226円 |
差額は月1,672円、年20,064円。
正直、思ったより少ないと感じました。理由ははっきりしていて、わが家の光がもともと安いからです(@スマート光・月4,730円)。一般的な光回線は5,000〜6,000円なので、同じことをしても、家庭によって結果がまったく違います。
実測:光 vs テザリング(同じ家・同じパソコン)
ここからが本題です。2026年8月、自宅で、同じパソコンで、fast.comを使って測りました。
光回線(@スマート光)
| 時間帯 | 下り | 上り | 反応(混雑時) |
|---|---|---|---|
| 朝6時 | 110 Mbps | 180 Mbps | 109 ms |
| 夜21時40分 | 170 Mbps | 160 Mbps | 26 ms |
楽天モバイルのテザリング
| 時間帯 | 下り | 上り | 反応(混雑時) |
|---|---|---|---|
| 朝6時 | 33 Mbps | 18 Mbps | 354 ms |
| 昼12時 | 37 Mbps | 8.4 Mbps | 337 ms |
| 夜21時40分 | 38 Mbps | 6.0 Mbps | 364 ms |
意外だったこと①:昼でも遅くならない
格安SIMといえば「お昼になると激遅になる」が定番です。でも——楽天モバイルは、昼でも37Mbps出ました。朝も夜もほぼ同じ。
これは正直、驚きました。下りの速さに関しては、時間帯を気にする必要はなさそうです。
参考までに、必要な速度の目安はこれくらいです。
| 用途 | 必要な下り |
|---|---|
| Web・SNS・LINE | 1〜5 Mbps |
| YouTube(高画質) | 5 Mbps |
| Netflixの4K | 25 Mbps |
37Mbpsあれば、4K動画も見られます。「テザリングは遅くて使えない」は、少なくともわが家では当てはまりませんでした。
意外だったこと②:上りは、夜に3分の1になる
一方で、はっきり差が出たのが上り(アップロード)です。
朝6時:18 Mbps(家族が寝ている) 昼12時:8.4 Mbps 夜21時:6.0 Mbps(家族全員が家にいる)
朝から夜で、3分の1。ここは光(160〜180Mbpsで安定)とまったく違いました。
上りが効くのは、Web会議で自分の映像を送るときです。わたしは在宅ワークで1日2回ほど会議をするので、ここは無視できません。
いちばん大事だったこと:反応の遅さは、時間帯と関係なかった
そして、この記事でいちばんお伝えしたい数字がこれです。
| 反応(すいてるとき) | 反応(通信が混んだとき) | |
|---|---|---|
| 光 | 12〜14 ms | 26 ms |
| テザリング | 40〜47 ms | 337〜364 ms |
テザリングの「混んだときの反応」は、朝も昼も夜も、ずっと350ms前後でした。
つまり——これは時間帯のせいではなく、モバイル回線そのものの性質です。すいている時間を選んでも、この弱点は消えません。
これが何を意味するかというと、誰かが動画を見始めた瞬間、会議の声が詰まる可能性があるということ。速度は足りていても、同時に使うと待たされる。それがテザリングの本当の弱点でした。
わが家がやめない、もうひとつの理由
金額と速度の話をしてきましたが、実はいちばん引っかかったのは別のところでした。
Wi-Fiがないと動かない機器が、家に4台あるんです。
- 回線契約のないスマホ(サブ機)… 2台
- スマートスピーカー(アレクサ)… 1台
- Googleテレビ … 1台
テザリングは、親機のスマホが家にある間しかWi-Fiを出しません。家に置きっぱなしの回線を1本用意すれば解決しますが、その1本のぶんが、さきほどの3,168円です。
スマホとパソコンだけを見て計算すると、この4台を見落とします。 わが家がそうでした。
家族割・こども割も、調べました
せっかくなので、割引もひととおり確認しました。
- 最強家族割:1回線あたり110円引き。2回線目を作ると、もとの回線にも効きます
- 最強こども割:12歳まで(13歳の誕生月前月まで)。3GB以下なら440円引き、それ以上は110円引き
「子ども名義で契約すれば、もっと安くなるのでは?」——そう考えて調べたのですが、ひとつ引っかかりました。
18歳未満の契約は、フィルタリングサービスの契約が必須
家用のWi-Fi親機にすると、家族全員の通信がその回線を通ります。フィルタリングがどう影響するか読めなかったので、わが家は自分名義の2回線目という結論にしました。
差は月110円。この110円のために、家全体の通信を子ども名義にするのは違うな、と思ったからです。
(※こども割は、お子さんが実際にスマホを持ち始めるときにこそ活きる制度だと思います。3GBプランなら月528円です)
向いている人・やめたほうがいい人
実測をふまえて、正直に分けます。
✅ 向いている人
- 光回線に5,500円以上払っている
- ひとり暮らし、または夫婦だけ
- 家のWi-Fiにつながる機器が少ない
- Web会議をしない、または回数が少ない
- 動画やSNSが中心で、大きなファイルを送らない
⚠️ やめたほうがいい人
- 在宅ワークでWeb会議が多い(上りと反応が効きます)
- 家族が同時にネットを使う時間が長い
- アレクサ・スマートテレビ・見守りカメラなど、常時つながる機器がある
- オンラインゲームをする(反応の350msは致命的です)
- そもそも光がすでに安い(わが家がこれです)
第3の選択肢:やめずに、安い光に替える
ここまで読んで、「うちは向いていないかも」と思った方へ。もうひとつ道があります。
光回線を、安いところに替えるという選択です。
わが家は@スマート光で月4,730円。一般的な光回線が5,000〜6,000円なので、やめなくても月1,000円前後は下がる計算になります。
テザリング化:月1,672円浮く/速度と安定は落ちる 光の乗り換え:月1,000円前後浮く/今の快適さはそのまま
リスクを取らずに削れるなら、そのほうがいい場面もあります。わが家がまさにそれでした。
1ヶ月だけ、試す方法があります
「うちはどっちだろう」と迷うなら、光を解約せずに試せます。
- 楽天モバイルの回線を1本用意する(使っていないスマホがあれば、それでOK)
- 1ヶ月だけ、家のWi-Fiを切ってテザリングだけで生活する
- 困ったこと・我慢したことをメモする
- 平気だったら、そのとき光を解約する
先に解約しない。これだけ守れば、失敗しても元に戻れます。
ネットの記事を10本読むより、自分の家で1ヶ月試したほうが、答えは早く出ます。
まとめ:測ってから決めればいい
- 浮く金額は、いまの光の月額 − 3,058円
- わが家は光が安いので、浮くのは月1,672円。だから続けます
- 下りは昼でも37Mbps。「テザリングは遅い」は思い込みでした
- ただし上りは夜に6.0Mbpsまで落ち、反応は常に350ms前後
- アレクサ・テレビ・サブ機を忘れずに数えてください
わが家の答えは「続ける」でした。でも、光に6,000円払っている家庭なら、答えは変わるかもしれません。
まずは今月の請求書を出して、さっきの式に当てはめてみてください。それがスタートです。
📎 ネット代のほかにも、見直せる固定費はあります。わが家が月5,000円削った話は、こちらの記事にまとめています。



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