家計の管理、夫婦どちらかに任せきりになっていませんか。
「自分ばかりが家計を気にしていて、正直しんどい」「でも、お金の話を切り出すと、責めてるみたいになりそうで言い出せない」——そんなふうに感じている方は、少なくないと思います。
わが家も、家計を管理しているのは基本的にわたしです。でも、妻ときちんと共有するようになってから、いろいろなことが変わりました。この記事では、わが家がどうやってお金の話をしているか、そして共有して何が変わったかを、正直にお話しします。
わが家の共有は「月1回・口頭だけ」
まず、頻度と方法から。わが家がお金の話をするのは、月に1回です。
タイミングは、口座の引き落とし金額と明細が確定したあたり。その内容を見て、「今月はここの出費が多かったよ」と妻に説明します。
方法は、口頭で伝えるだけ。特別なことはしていません。
アプリで共有しない理由
家計管理アプリ(わが家はマネーフォワード)は使っていますが、妻とはアプリで共有していません。
理由は正直なところ、妻がそういうアプリに疎いからです(笑)。
アプリを共有しても、たぶん見ない。そうすると、「共有した感じ」が出るだけで、実質は何も共有できていない——そんな事態が容易に想像できるんです。伝えたいことが、伝わらない。それでは意味がありません。
だから、わが家は口頭。相手が受け取れる形で伝えることのほうが、方法のスマートさより大事だと思っています。
気をつけているのは「感情で話さないこと」
お金の話をするとき、わたしが意識しているのは、できるだけ感情にフォーカスして話さないということです。
たとえば、感情の高まりによる支出——いわゆる無駄遣いの類。ここで相手の感情に寄り添いすぎると、「まあ、そういう気分のときもあるよね」で終わってしまいます。それでは、次につながりません。
だから、感情はフラットに、事実を整理して伝える。責めるのでもなく、慰めるのでもなく、ただ「こうなっていたよ」と事実を並べる。
……とはいえ、わたしもロボットではないので、多少の無駄は許容することもありますけどね(笑)。そこは、あまり厳しくなりすぎないように。
共有してよかったこと:「コンビニで2万円」
実際に共有してみて、いちばんよかったのは、妻が「何にいくら使っているか」を認識できたことです。
象徴的だったのが、ある月のこと。明細を見て、妻にこう伝えました。
「先月、コンビニで2万円くらい使ってるよ」
妻は、心底驚いていました。「え、そんなに使ってたの…」と。
そして翌月から、日々のちょっとしたホットスナックやお菓子を、自然と控えるようになったんです。責めたわけでも、注意したわけでもありません。ただ、事実を伝えただけ。それだけで、行動が変わりました。
キャッシュレスの落とし穴
この一件で、あらためて感じたことがあります。それは、キャッシュレスの落とし穴です。
わが家は管理のしやすさから、現金はできるだけ使わないようにしています。電子決済のほうが、記録が残って明細で振り返れるので、家計管理には向いているんです。
でもその反面、「使っている実感がない」という弊害もあります。1回数百円の買い物は、財布からお金が減らないぶん、記憶にも残りにくい。それが積み重なって、月2万円になっていた——まさにその典型でした。
だからこそ、日々の管理と、定期的な振り返りで対策していく必要があります。
片方だけが管理すると、必ず疲弊する
最後に、いちばん伝えたいことを。
夫婦どちらもお金の管理ができるなら、それがいちばんです。でも、どちらか一方しかできないなら、相手への共有は徹底したほうがいい。
理由はシンプルで、共有しないと、自分だけが疲弊するからです。
一人で家計を見て、一人で不安になって、一人で節約を考える。これでは続きません。だから、どんどん情報を共有して、相手にも生活改善に努めてもらう。それが、家計を長く健全に保つコツだと思っています。
まとめ:責めるためじゃなく、同じ景色を見るため
夫婦のお金の共有は、相手を責めるためのものではありません。2人で同じ景色を見て、同じ方向を向くためのものです。
月に1回、明細を見て、事実を伝える。それだけで、驚くほど変わることがあります。方法は、口頭でもアプリでも、相手にちゃんと伝わる形なら何でもいい。
もしあなたが「自分ばかりが家計を気にしている」と感じているなら、まずは今月の明細を、パートナーに見せてみませんか。



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