夏休みが終わると、2学期。そして、また出費の季節がやってきます。学用品に、季節の変わり目の衣類、幼稚園や学校の追加費用。そして毎月かかり続ける、習い事の月謝。
「子どものためだから」と思うと、なかなか見直せないのが、子どもにかかるお金です。でも正直、家計は無限ではありません。この記事では、わが家が子どもの出費——特に習い事——を、どんな基準で判断しているかをお話しします。「削りたいけど、罪悪感がある」という方の、考える手がかりになればうれしいです。
新学期前、わが家に増える出費
まず、わが家の2学期前の出費から。大きなものは2つです。
ひとつは、幼稚園の費用。学年が上がって成長するにつれ、体験授業などが増えるので、そのぶんのコストが乗ってきます。もうひとつは、小学生の子どもの衣類。秋から冬に向けて準備が必要ですが、去年の服はもうサイズアウトしています。子どもの成長は嬉しいけれど、これは毎年の恒例行事ですね。
こうした「季節で必ず出ていくお金」は、あらかじめ想定しておくと、慌てずに済みます。
習い事は、2人で月24,000円
そして、毎月かかり続けるのが習い事です。わが家は、上の子が1つ(内容は2項目)、下の子が2つ。2人合わせて、月24,000円です。
周りのご家庭と比べると、わが家は習い事をかなり制限しているつもりです。それでも、月に2万円を超える。年間にすれば、約29万円。決して小さい金額ではありません。だからこそ、「なんとなく続ける」ではいけないな、と思っています。
そもそも、習い事は「経験への投資」
ここまで書くと「習い事はコストだ」と言っているように聞こえるかもしれませんが、そうではありません。むしろわたしは、習い事は子どもにとって、価値ある経験のひとつだと思っています。
というのも、子どもが「やりたいこと」や「将来の夢」に出会うきっかけは、新しい経験の中にしかないと思うからです。いつもと変わらない毎日を繰り返しているだけでは、自分が何を好きなのか、何に向いているのかを知る機会は、どうしても少なくなってしまいます。
習い事は、その「出会いの入り口」です。やってみたら夢中になるかもしれないし、逆に「これは自分には合わないな」と分かるかもしれない。どちらも、子どもにとっては大切な発見です。だからこそ、わが家は習い事を「ムダな出費」だとは考えていません。子どもの将来につながるかもしれない、経験への投資だと思っています。
そのうえで——だからこそ、「価値があるか」を親としてちゃんと見極めたいのです。次から、その基準をお話しします。
わが家の基準:「金額」ではなく「価値」で見る
ここからが、わが家の考え方です。習い事を続けるかどうかを、月謝の高い・安いでは決めません。見ているのは、次の2つです。
① その金額を払うだけの価値がある内容か
② そこに取り組む、子ども自身の気持ちがあるか
特に大事なのが、②の「子どもの気持ち」です。子ども本人が行きたいと思っていない習い事なら、即やめてもいいと思っています。親が「せっかく始めたのに」「もったいない」と思って続けさせても、本人にやる気がなければ、お金も時間も活きません。
これは、以前の記事で書いた「値段ではなく価値で考える」という、わが家のお金の考え方そのものです。習い事も、同じ物差しで判断しています。
辞めると「時間」も生まれる
もうひとつ、意外と見落とされがちな視点があります。習い事を辞めると、お金だけでなく、時間も生まれるということです。
送り迎えの時間、練習の時間、それに伴う親の拘束時間。習い事をひとつ減らすと、その時間がまるごと家族に戻ってきます。その時間で、家でゆっくり過ごしたり、別のことに挑戦したりできる。
すべてはトレードオフです。何かをやるということは、何かを失うということ。お金も、時間も、有限ですから。だからこそ、天秤にかけたときに「やることのほうが重い」と思えるなら、それは続ける価値がある。逆に、惰性で続けているだけなら、思い切って手放していい。わが家は、そう考えています。
削らないもの、見直すもの
最後に、わが家の線引きをはっきり書いておきます。基本の考え方は、いつも同じです。
不要なものは削る。必要なものは削らない。
学校生活や日常生活に最低限必要なものは、絶対に削りません。学用品も、サイズの合う衣類も、子どもが困らないために必要なものです。ここをケチって、子どもが不便な思いをするのは違います。
一方、習い事は「必要性を感じなければ、見直す」。子どもの気持ちと、内容の価値。この2つを見て、必要でなければ手放す。削るのはムダだけ。必要なものは削らない。 この軸だけは、ぶらさないようにしています。
まとめ:年に一度、立ち止まって考える
新学期は、子どもにかかるお金を見直す、いいタイミングです。
大事なのは、金額の大小で決めるのではなく、「その金額を払う価値があるか」「子ども自身の気持ちはどうか」で考えること。そして、お金だけでなく、時間というコストも天秤にかけること。
やめる判断は、決して子どもを大事にしていないことにはなりません。むしろ、本当に大事なものに、お金と時間を集中させるための選択です。この新学期、ご家庭の”当たり前”を、一度見直してみませんか。



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