「車、もう1台あったら便利じゃない?」
わが家では、ときどきこの話が出ます。たしかに2台あれば便利です。送り迎えも買い物も、時間を気にせず回せます。
それでもわが家は、2台目を買いません。理由はシンプルで、1台持っているだけで、思っている以上にお金がかかっているからです。
固定費をぜんぶ1枚の表に書き出したとき、いちばん大きかったのは電気でもスマホでもなく、車まわりでした。
この記事では、9年目のワンボックス1台にかかっているお金を、税金・保険・車検・ガソリンまで全部公開します。
- 車にいくらかかっているか、ちゃんと計算したことがない
- 車検の見積もりって、こんなものなのかなと思っている
- 2台目がほしいけど、迷っている
ひとつでも当てはまる方は、わが家の数字を”ものさし”にしてみてください。
わが家の車の維持費は、月約2.7万円でした
まずは、わが家の条件です。
- 車はワンボックス1台、乗って9年目
- 通勤には使っていない(買い物・おでかけ・子どもの送り迎え)
- 自宅の駐車場なので、駐車場代は0円
この条件で、1年間にかかるお金を全部書き出しました。
| 項目 | 1年で | 1か月あたり |
|---|---|---|
| ガソリン代 | 約192,000円 | 約16,000円 |
| 車検(2年で約15万円) | 約75,000円 | 約6,250円 |
| 自動車税 | 39,500円 | 約3,290円 |
| 自動車保険 | 19,030円 | 約1,590円 |
| 駐車場代 | 0円 | 0円 |
| 合計 | 約325,500円 | 約27,100円 |
1年で約33万円、1か月で約2.7万円です。
このほかに、使わない月もある高速代、年1回のオイル交換、自宅でやる洗車の水道代くらいがかかります。
わが家の固定費は全部で月約6.3万円なので、その4割以上が車ということになります。
※固定費の記事では、保険をまとめて別の行にしていたので「車まわり 月2.5万円超」と書きました。自動車保険まで入れると、月約2.7万円です。
「持っているだけ」で、月約1.1万円
表を2つに分けてみると、見え方が変わります。
持っているだけでかかるお金
- 自動車税:月約3,290円
- 車検:月約6,250円
- 自動車保険:月約1,590円
- → 合計 月約1.1万円
1kmも走らなくても、毎月1.1万円が出ていきます。これが、車を「持つ」ということでした。
「乗るとかかる」ガソリンは、月約1.6万円
通勤に使っていないのに、ガソリン代は月約1.6万円です。
何に使っているかを考えると、買い物、子どもの送り迎え、週末のおでかけ。おでかけといっても、0円で虫取りをした休日のような近場がほとんどです。それでも、走っているのは「家族のための距離」でした。
ここは、削る気になれません。削るのはムダだけ。思い出は削らない、がわが家のルールです。
車検は、ディーラーをやめて見積もりが8万円下がった
わが家が車まわりで見直したのは、車検です。
以前は、車を買ったディーラーで車検を受けていました。「メーカーの店だから安心」。それだけの理由です。
5年ほど前の車検で、試しに近所の自動車用品店(車検もやっている店)でも見積もりを取ってみました。
| 見積もり | |
|---|---|
| ディーラー | 約20万円 |
| 自動車用品店 | 約12万円 |
| 差 | 約8万円 |
同じ車で、8万円の差です。正直、笑ってしまいました。それまで、どれだけ割高だったのかが初めて分かりました。
それ以来、車検は用品店にお願いしています。最近の車検は2年で約15万円です。車が古くなるほど、交換する部品は増えていきます。
見積もりは「2か所」取るだけでいい
ディーラーが悪い、という話ではありません。ディーラーはメーカーの基準で点検するので、早めの部品交換まで含めた見積もりになりやすいです。安心をお金で買っている、とも言えます。
問題は、わが家が一度も比べたことがなかったことでした。
やることは3つだけです。
- 車検の1〜2か月前に、2か所で見積もりを取る
- 見積もりの交換部品を並べて見比べる
- 気になる部品は「今すぐ必要ですか?次回でも大丈夫ですか?」と聞く
これだけで、「何にお金を払っているのか」が見えるようになります。
点検パックには入っていない
今の車にしてからは、点検パックも契約していません。車検のときにまとめて見てもらうだけです。
今のところ、困ったことはありません。オイル交換も、車検かタイヤ交換のときに年1回やるくらいです。
ただ、これは「わが家はこれで足りている」という話です。遠くまでよく走る家や、車に詳しくなくて不安な方は、点検パックで安心を買うのもアリだと思います。
2台目を買わない理由
冒頭の「もう1台あったら便利じゃない?」の話に戻ります。
便利なのは本当です。それでも買わないのは、2台目を持つと、「持っているだけでかかるお金」がもう1セット増えるからです。
たとえば軽自動車でも、目安はこれくらいです。
- 軽自動車税:年10,800円
- 車検:2年で約7万円(目安)
- → この2つだけで月約3,800円
ここに、保険、ガソリン、そして車そのものの代金が乗ってきます。
一方で、わが家の「困り具合」はどうか。
- わたしは通勤に車を使わないので、平日も車は家にある
- 妻は家で仕事をしているので、送り迎えは基本1台で回る
- 予定がぶつかる日は、わたしが在宅にしてなんとかしている
困るのは「たまに予定がぶつかる日」だけです。そのために毎月お金を払い続けるのは、割に合わない。これが、わが家の結論です。
2台目が必要かどうかのチェックリスト
2台目が必要かもしれない家
- 夫婦とも、車で通勤している
- 送り迎えの時間がぶつかる日が、週に何度もある
- 近くに駅もバスもほとんどない
まだいらないかもしれない家
- どちらかは電車や自転車で通勤している
- 予定がぶつかるのは、月に数回くらい
- その日は、在宅や送迎の調整でしのげる
下に多く当てはまるなら、2台目を買う前に「困る日が月に何回あるか」を数えてみてください。
手放さない理由と、これからのこと
逆に「車を手放す」「軽にする」という選択も考えました。でも、今は手放しません。
- 幼稚園や習い事の送り迎えがある
- 電車でどこにでも行けるほど、便利な場所ではない
わが家にとって車は「ぜいたく品」ではなく、今の暮らしに必要な道具です。
13年目に、税金が上がる
覚えておきたいのが、13年という区切りです。
ガソリン車は、新車で登録してから13年を超えると、自動車税が約15%上がります。わが家の場合、年39,500円 → 約45,400円になる計算です。車検のときに払う重量税も上がります。
わが家の車は今9年目なので、あと4年。買い替えを考える、ひとつめの節目になりそうです。
子どもが巣立ったら、維持費の安い車へ
もっと先、子どもたちが巣立ったら、維持費の安い車に乗り換えるつもりです。
そのときは「買う」だけでなく、カーリースも含めて比べようと思っています。リースは税金や車検代が月額に込みのプランが多い一方で、走れる距離の上限や、途中でやめるときの費用などの条件もあります。まだ調べている途中なので、決めたらまた書きます。
車の維持費を書き出す3ステップ
最後に、あなたの家の車の維持費を出す方法です。15分あればできます。
ステップ1:年に1回払うものを書き出す
自動車税、自動車保険、車検代(2年分なら÷2)。合計して12で割ると、1か月あたりが出ます。
ステップ2:ガソリン代は3か月分の平均を見る
クレジットカードの明細で、3か月分のガソリン代を足して3で割ります。季節で増減するので、1か月だけで判断しないのがコツです。
ステップ3:「持っているだけ」と「乗るとかかる」に分ける
税金・保険・車検は「持っているだけ」、ガソリン・高速代は「乗るとかかる」。分けると、削れるところと削らないところがはっきりします。
わが家の場合、見直したのは「持っているだけ」の側でした。
- 車検:見積もりを2か所で比べて、約8万円下がった
- 自動車保険:一括見積もりで比べて、10分の見直しで年8,680円下がりました
「乗るとかかる」家族のおでかけは、そのままです。
まとめ
わが家の車の維持費は、月約2.7万円、年約33万円でした。そのうち月約1.1万円は「持っているだけ」でかかるお金です。
だから、2台目は買いません。困る日は、在宅や予定の調整でしのぎます。
一方で、車検は比べただけで見積もりが8万円下がりました。削ったのは「比べなかったお金」で、家族で出かける時間はそのままです。
削るのはムダだけ。思い出は削らない。
車にいくらかかっているか分からない方は、まず1枚の紙に書き出すところから始めてみてください。
📎 車以外の固定費も、全部1枚の表にまとめています。電気・スマホ・保険・サブスクまで、わが家の実額はわが家の固定費、全部公開した話にあります。


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