「幼稚園は無償化だから、お金はかからないんでしょ?」
わが家も、そう思っていた時期がありました。
下の子は、3年保育の年中です。たしかに、保育料は0円です。無償化のおかげです。
それでも毎月、約1.1万円が引き落とされています。
上の子は、小学校に入学すると同時に給食費が無償化されて、給食費は0円になりました(小学校の給食費が入学と同時に0円になった話)。同じ「無償化」なのに、幼稚園では毎月お金を払っています。
この記事では、幼稚園で毎月払っているお金、入園のときにかかったお金、写真代まで、わが家の実額を全部書きます。
- 無償化なのに、なぜ毎月払うのか分からない
- 幼稚園の実費が、毎月いくらかかるのか知りたい
- これから入園なので、お金の目安を知っておきたい
ひとつでも当てはまる方は、わが家の数字を目安にしてみてください。
幼稚園は無償化でも、わが家は毎月約1.1万円
まずは、わが家の条件です。
- 下の子は3年保育の年中
- 家から近いので、通園バスは使っていない
- 預かり保育も使っていない
毎月の引き落としは、こうなっています。
| 項目 | 毎月 | ひとこと |
|---|---|---|
| 保育料 | 0円 | 無償化 |
| 給食費 | 約6,000円 | 無償化の対象外 |
| 教材費・行事費・施設費など | 約5,000円 | 無償化の対象外 |
| 通園バス代 | 0円 | 使っていない |
| 預かり保育 | 0円 | 使っていない |
| 合計 | 約11,000円 | 1年で約13.2万円 |
保育料は0円なのに、毎月約1.1万円かかっています。1年にすると、約13.2万円です。
しかもこれは、ふだんの月の金額です。遠足やイベントが多い月は、さらにプラスαがかかります。
通園バスと預かり保育を使っていないのは、家が近いのと、妻が家で仕事をしているからです。お迎えはだいたい妻が行けますし、予定が重なる日は、わたしが在宅にしてなんとかしています。送り迎えに使う車にかかるお金は、車の維持費、全部公開した話にまとめています。
それでも、保育料が0円なのは、本当にありがたいです。無償化の前は、これに加えて保育料も毎月払っていたのですから……。無償化さまさまです。
無償化で「0円になるもの」と「ならないもの」
「無償化なのに、なぜ払うの?」の答えは、シンプルでした。
無償化で0円になるのは、基本的に保育料だけなのです。
| 0円になるもの | 自分で払うもの |
|---|---|
| 保育料(上限あり) | 給食費 |
| 預かり保育(条件・上限あり) | 教材費・行事費 |
| 入園料(園の種類による) | 施設費など、園が集めるお金 |
| 通園バス代 | |
| 制服・カバンなどの用品代、写真代 |
それぞれ、もう少しくわしく書きます。
- 保育料:3〜5歳は0円です。ただし、国の「新制度」に入っていない私立幼稚園は、国が出してくれるのは月25,700円まででした。これが、2026年10月の利用分から月28,000円までに引き上げられています。
- 預かり保育:仕事などで「保育が必要」と市区町村に認められた場合に、上限つきで0円になります。上限は、2026年10月の利用分から月12,300円(それまでは月11,300円)です。
- 入園料:新制度に入っていない私立幼稚園なら、入園した年だけ、保育料と合わせて上限の範囲で無償化の対象になります。
- 給食費:基本は自分で払うお金です。ただし、年収が一定より低い家庭や、3人目以降の子どもは、おかず代(副食費)が免除される仕組みもあります。
つまり無償化は、「保育料が0円になる制度」です。「幼稚園のお金が全部0円になる制度」ではありません。わが家が毎月払っている1.1万円は、すべて無償化の対象外のお金でした。
※制度の金額は2026年10月時点のものです。園の種類や市区町村によって違うことがあるので、くわしくはお住まいの市区町村の案内で確認してください。
入園のときは、約10万円かかった
毎月とは別に、入園のときにもまとまったお金がかかりました。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 入園料 | 約5万円 |
| 用品(必要最低限) | 約5万円 |
| 合計 | 約10万円 |
必要最低限のものをそろえるだけで、約5万円。入園料と合わせると、約10万円になりました。
入園の年にこれをふだんの生活費から出すと、かなり苦しくなります。わが家は冬のボーナスから、車検代などの「特別費」を先に取っておくことにしました(冬のボーナスの使い道の話)。入園の前の年なら、入園料と用品代も特別費に入れておくと安心です。
また、上に書いたとおり、園の種類によっては入園料が無償化の対象になります。入園前に、園に「入園料は無償化の対象になりますか?」と聞いておくと確実です。
写真代は、年に約2万円
もうひとつ、地味にかかるのが写真代です。
わが家の幼稚園は、イベントが多い園です。写真を買う機会だけで、年に4回ほどあります。合計すると、年に2万円前後です。
しかも、年長になると、イベントがいちばん多くなります。上の子が年長のときは、1回で1万円くらい買ったこともありました(笑)。
それでも、ここは削りません。写真は、子どもの成長の記録であり、思い出です。削るのはムダだけ。思い出は削らない。行事にお金を出す理由は、発表会や習い事にお金を出す理由にも書いています。
写真は、販売期間のうちに買う
ひとつ気をつけたいのが、販売期間です。
わが家の園の写真は、期間限定の販売です。期間内に買えば、子どもが幼稚園でもらってくるので、送料はかかりません。
期間が終わってから数日なら、申し出ればもう一度買えるようにしてもらえることもあります。ただし、そのときは送料が別にかかります。
思い出は削らない。でも、送料はムダです(笑)。買うなら、販売期間のうちがおすすめです。
モヤモヤ:休みの月も、給食費が引かれる
ひとつだけ、正直にモヤモヤしていることがあります。給食費です。
夏休みや冬休みなど、幼稚園に行かない月も、給食費がきっちり引き落とされます。4月から3月まで、12か月ずっとです。
おそらく、1年分の給食費を12か月で均等に割って集めているのだと思います。そう考えて、計算してみました。
- 月6,000円 × 12か月 = 年72,000円
- 給食がない休み(夏休み・冬休みなど)を合わせて約3か月とすると、給食を食べているのは約9か月分
- 年72,000円 ÷ 9か月 = 実質 月8,000円
給食がある月だけで考えると、実質 月8,000円。……高くないですか?
もちろん、園には園の事情があるはずです。毎月同じ金額のほうが、集める手間も、家計の見通しも楽になります。
それでも、払っているお金の中身が見えないと、モヤモヤは残ります。小学校の給食費の記事でも、学校の引き落としは内訳が見えない、と書きました。わが家としては、義務教育の前の子どもにも、給食費の補助が広がってほしいと思っています。
3年間で、ざっくりいくら?
最後に、3年保育の3年間で、ざっくりいくらになるかを計算してみました。
| 項目 | 3年間 |
|---|---|
| 毎月の実費(約1.1万円 × 36か月) | 約39.6万円(遠足やイベントの月はプラスα) |
| 写真代(年約2万円 × 3年) | 約6万円(年長はもっと) |
| 入園のとき | 約10万円 |
| 合計 | 約56万円+α |
無償化でも、3年間で50万円以上。保育料が0円でも、これだけかかります。
しかも、遠足やイベントが増えるほどプラスαがかかります。イベントがいちばん多い年長の年は、もう少し高くなります。
「無償化だから大丈夫」と思っていると、入園の年や年長の年に、思ったよりお金が出ていきます。最初から「毎月1万円ちょっと、入園のときに10万円、年長は多め」と見ておくと、あわてずにすみます。
入園前に確認しておきたい5つのこと
これから入園する方は、園の説明会や入園の書類で、次の5つを確認してみてください。
- 毎月の引き落とし額(給食費・教材費・施設費など、合計でいくらか)
- 給食費は、休みの月もかかるか
- 入園料と用品代(入園料は無償化の対象になるか)
- 通園バス・預かり保育を使うか(預かり保育は、条件を満たせば上限つきで0円)
- 写真代や行事のお金(イベントが多い園ほどかかる。写真は販売期間と送料も)
わが家がモヤモヤした2と、地味にかかっている5は、入る前には見えにくいところです。
まとめ
- 幼稚園は無償化でも、わが家は毎月約1.1万円(給食費約6,000円+教材費・行事費・施設費など約5,000円)。遠足やイベントの月はプラスα
- 無償化で0円になるのは保育料。給食費・教材費・行事費は対象外
- 2026年10月から、無償化の上限が上がった(新制度に入っていない私立幼稚園は月28,000円まで、預かり保育は月12,300円まで)
- 入園のときに約10万円、写真代は年に約2万円。写真は販売期間のうちに買えば送料0円
- 3年間で、ざっくり約56万円+α(年長はもう少し高い)
- 休みの月も給食費が引かれるのは、正直モヤモヤ。でも、保育料0円は本当にありがたい
無償化は、ありがたい制度です。ただ、「全部0円」ではありません。何が0円で、何を払うのかを知っておくだけで、幼稚園のお金はこわくなくなります。
📎 小学校に上がると、わが家では給食費が0円になりました。くわしくは小学校の給食費が入学と同時に0円になった話に書いています。
📎 わが家の毎月の固定費は、わが家の固定費、全部公開した話にまとめています。※無償化の金額や条件は2026年10月時点のものです。園の種類やお住まいの市区町村によって違うので、くわしくは園や市区町村の案内で確認してください。


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